当社は「平成21年度ものづくり中小企業製品開発支援補助金(試作開発等支援事業)」により、固体酸化物型燃料電池性能の向上と劣化の減少を目的として、SOFCインターコネクタや集電材メッシュコバルトニッケルめっきのコーティングにより、接触抵抗の低減を図ることに成功しました。
SOFCコーティングの高寿命高性能化の実現です。
ASR(接触抵抗) 比較
コーティングによりASRが低減、
高性能化を実現しました。(テスト試料による)
ASR(接触抵抗) 比較 *1,000時間測定
1,000時間後も安定して低いASRにより、
高寿命化を実現しました。(テスト試料による)
Co-Niめっきと同様に、SOFC動作温度で長期間の良好な導電性維持と金属インターコネクタからのCrの蒸発を抑制する方法として、MCFパウダーの溶射によるコーティング処理があります。
このコーティング処理にはH.C.Starck社製のMCF(MnxCoyFe3-x-yO4)パウダーを使用します。
マグネクス株式会社では、MCFのコーティング処理も受注しております。
左の写真はH.C.Starck製MCFパウダー(Amperit 865®/粒径:45-15μm)を使用し、標準的な溶射条件で溶射により成膜した時のSEM写真です。
MCFパウダーの詳細についてはSOFCパウダー&ペーストをご確認ください。